ビタミンCの生理作用の中で、主なものとしては、
の3つがあげられます。
コラーゲンはお肌の成分や軟骨の成分だけでなく、血管壁の成分として重要です。
コラーゲンが少ない血管は、まるで硬くなったホースのように、弾力性を失い、血管内を流れている血液の圧力に柔軟に耐えることができなくなって、動脈硬化を引き起こします。
動脈硬化で硬くなった血管は、時たま、長時間の高い圧力に耐え切れず、破裂(出血)する危険性があります。
また、ビタミンCは抗ストレスホルモンとも呼ばれる副腎皮質ホルモンの合成にも関わっていて、ストレスや喫煙によりビタミンC消費量は増大します。
ビタミンCは、ビタミンEやSOD(スーパーオキシドジスムターゼ)と共同して、体内で抗酸化作用を担っています。
酸化というのは、10円玉の色が年がたつごとに酸化されてくすんでいくような現象で、色が変わった10円玉を再びきれいにする作用が抗酸化作用といいます。
この酸化というのは、例えば悪玉コレステロール(俗にLDLと呼ばれる)が変性LDL(酸化LDL)となる現象のように、常日頃、私たちの体の中でも起こっています。
この酸化されて変性したLDLは、後にスカベンジャー経路にはいって動脈硬化を引き起こします。
ビタミンCは水溶性ビタミンですので、過量摂取した場合でも細胞蓄積性はなく、尿として体外へと排出されます。
それゆえ、効果を維持するためには、一度に大量の摂取よりも、1日何度かに分けて摂取することが好ましいです。
なお、ビタミンCの過量摂取による腎臓結石(ビタミンCにより尿中シュウ酸カルシウムの排泄量が増加し、シュウ酸カルシウム結石として、最も細いといわれる腎臓の血管を詰まらせ、腎不全を引き起こす可能性があるといわれる)ですが、米国の大規模な疫学調査において、ビタミンCの摂取と腎臓結石の発症との関係は否定されており、一般的には問題とならないとされています。